メニューの表示と異なる食材の使用が全国で相次いで明らかになるなか、京都のホテル運営会社「京都タワー」が運営する3つのホテルでも、「ビーフステーキ」などとメニューで表示して、牛の脂を注入した加工肉を使っていたことが分かりました。
「京都タワー」によりますと、メニューの表示と異なる食材を使っていたのは、運営する「京都タワーホテル」など3つのホテルのレストランやビアガーデン合わせて5店舗です。
これらの店では、「ビーフステーキ」などとメニューで表示して、牛の脂を注入した加工肉を使っていたということです。
加工肉には、アレルギー症状の原因となる小麦と大豆、牛乳の3つの食材が含まれていて、会社側は、店舗内にアレルギーのある人は申し出て欲しいと表示していたとしています。
京都タワーの櫻井謙次社長は記者会見で、
「ご迷惑をおかけし誠に申し訳ありませんでした。今後は品質と表示の調査を行う組織を調理部門と切り離して作り、チェック態勢を強化する」と述べました。
料理を食べた人は最大でおよそ4万人に上るということで、会社では今後、利用者には、食事の状況を確認したうえで、ホテルの利用券を渡すとしています。
(NHKニュース)
◆京都タワー株式会社からのお知らせ <平成 25 年 11 月 5日 京都タワー株式会社>
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メニュー 内容 の不適正な表示 について 今般、一連のメニュー不適正 な表示 等に関する事案の発生をうけ をうけ 、当社におきましてもメニュー表示に対して使用いた食材が適正であるかどうか再確認しました結果、下記の事項つき一部 店舗においてメニューの不適正な表示が判明いたしましたので、ご報告いたします。 ご利用のお客さまに対しては、たいへん心配と迷惑をかけ深く詫び 申し上げます。 今回の事実を真摯に受け止 め、同様の事案 が再び 発生しないように、十分に対応を図ってまいるともに、 従業員一同ともに、 信頼回復に向けて全力で取り組んまいる 所存でございます。 なお 、当該店舗にきましてはすでメニュー表示どりの適正食材を使用た営業行っております。 |
◆牛の脂を注入するメリットとは?
フィレ肉は脂肪分が少なくて、旨みに欠けているために、高級フィレステーキ等に牛脂を注入し、「うまみ」を出すそうです。